前半は、開業しようと決めてから開業届提出まで。後半は、開業してから半年までに取り組んだ内容です。
開業準備~開業する前までに取り組んだこと
わたしはwebサイト更新や広報デザイン業務の傍ら、在宅でライター業を細々としていました。
web系企業のライター求人に応募し業務委託契約で採用されたことがきっかけで開業の道を歩むことになりました。
情報収集+書籍購入
最初にしたことは情報収集です。
「個人事業主」「開業」「webライター」‥様々なキーワードで検索し関連記事を読み込みました。
最低限の知識を蓄えたところで大きめの図書館へ行き数冊ほど熟読。最新の情報も入手するため書店へ行き購入しました。
税務署へ確認+書類入手
ある程度知識が入ったところで、最寄りの税務署へ。
ちょうど確定申告の時期と重なり税務署内は平日にも関わらず、にぎわっていました。
窓口で「個人事業主として開業予定なので必要書類をいただきにきました」と伝えると、その場で簡単な個人情報を記入し提出。
待つこと10分程度で順番がきて担当者から「開業届」「青色申告届」などの書類を手渡されました。
その場で担当者に提出時に持参するものを確認!
- 開業届
- 青色申告(必要な人)
- 身分証明書
自力で下調べすることは大事ですね
屋号決め・ロゴ作成
屋号は無くても開業届は提出できます。
…と知りつつも、屋号入りの銀行口座で仕事先とやり取りをしたいし、せっかく開業するならと屋号をつけることにしました。
画数は気にする?
ドメイン取得は可能か?なども確認が必要ですね
屋号決めで意識したこと
- 業種と関連している
- 画数
- 読みやすさ
- 短い
- ドメイン取得可能
- ロゴのデザインイメージ
ロゴデザインは、「手描きでラフ絵」➡「Illustratorでデザイン起こし」という流れ。
デザインを考えたりモノづくりしたりすることが好きな人は、楽しい作業です。
webサイト開設+SNS設定
webサイト開設
仕事で、 WordPress を使ってサイト更新業務をしているので、個人サイトはWordPressを選択しました。
WordPressは書籍も豊富でネットにも情報が複数アップされており、困ったことがあれば自分で学べる環境はそろっています。
また、ライティングによってはWordPressに直接入稿する案件もあります。
個人のwebサイトをWordPressで開設するメリット
- WordPressのスキルが上がる
- WordPressの外注案件に対応できる
さらに、個人のwebサイトがポートフォリオ(作品集)になり、わたしの代わりに営業活動をしてくれます。
クライアント側が依頼を検討している人のwebサイトを見ることで、ライティングスキルや実績など力量を図ることができるのです。
個人のwebサイトやブログの文章を通して、人となり・人間性がみえ、クライアント側に良さが伝われば仕事の依頼に繋がる可能性も…。
過去の職歴や資格・学び、ポートフォリオサイトのコンテンツで判断されました
サイトを運営していく上で、webマーケティングやSEO対策は重要です。
知識やノウハウをインプットし実際に取り入れる作業、トライアル・アンド・エラー(試行錯誤)を繰り返し学んでいくことで身につきます。
webライターが個人サイトを開設するメリット
- 自分の財産(価値のある宝)となる
- WordPressの実践的な技術向上
- ライティングの技術向上
- webマーケティング・SEOの知識が身につく
SNS開設
Twitterは、限られた文字数の中で思いを伝え反応の有無もリアルタイムでわかります。
ライティングの訓練にもなるので、自分発信も意識して取り組んでいけると成長していけそうですね。
Twitterからサイトへの参入も期待できると思います。SNS経由で案件依頼もあるようです。
SNSのメリット・デメリットを認識した上で、上手に活用できれば活動の場が更に広がります。
印鑑注文
購入したもの
- 丸印(屋号印)
- 角印
- 銀行印(屋号入り)
個人事業主は法人(会社)ではないので法律的には必須ではありませんが、ビジネスとプライベートをきちんと分けたかったので、上記3つの印鑑を用意しました。
実際に企業と業務委託契約した際、複数の契約書に丸印と合わせて角印を押しました。
書類としての体裁が整い、気持ち的にも上がると同時に身の引き締まる思いを強く感じました。
最近は、ペーパーレスの企業が増えています。
電子での契約書の場合、電子印鑑の方が使い勝手が良い場合もあるようです。
開業届提出
郵送でも可能と知っていましたが直接提出したかったので、改めて税務署へ。
開業届に押印はせずその場で押そうと印鑑を持参しましたが、窓口の方に「印鑑は無しで大丈夫です」と言われました。
なにはともあれ「開業届」と「青色申告届」を無事提出、5分程度で完了しました。
開業後~取り組んでいること
税務署窓口でスムーズに開業届を提出し無事開業できました。
この時受け取った控えは、屋号入り銀行口座開設時に必要になります。
屋号入り銀行口座開設+ビジネスカード申請
現在、コロナ禍の影響でほとんどの銀行では予約制を導入しているため事前の確認をおすすめします。
屋号入り銀行口座開設については、書籍やネットに情報が溢れているので、ここでは詳細を省きます
口座開設予定の銀行に直接連絡をとり、手続きの際必要な物を確認しました。
- 開業届の控え(原本)
- 銀行印(屋号入り)
- 身分証明書
同時に、ビジネスカード(クレジットカード)の申請を行いました。
こちらは、審査があるので状況によっては持てない場合もありますが、審査に通ればビジネス専用のクレカが持てます。
プライベートと分けることができ経理上わかりやすくなります。
銀行によっては、屋号入り口座が開設できないこともあるので、事前に各銀行に問い合わせをして最新の情報を入手する!
ネット銀行も人気のようです。自分のライフスタイルに合ったものを選択するのをおすすめします。
仕事用携帯電話契約
名刺を作成する際、プライベートで使用している携帯電話番号の記載に抵抗があり、仕事用携帯電話を持つことにしました。
調べてみると、1台のスマートフォンで2つの電話番号を持つことができると知り、複数の会社の中からメリット・デメリットを比較して契約しました。
チャットワーク登録
ひと昔前は、仕事の連絡手段は電話やメールが主流でしたが、現在はチャットツールに移行している企業が増えてきました。
以前働いていた職場ではslack(スラック)を使用していましたが、業務委託先がchatwork(チャットワーク)を活用していたので登録しました。
名刺作成
今はコロナ禍の影響でイベントや交流会など自粛され名刺交換の場は少なくなっていますが、名刺は大切な必要ツールのひとつ。デザインから考え自作しました。
名刺に記載した情報
- ロゴ
- 肩書
- 名前
- 電話番号
- チャットワークID
- メールアドレス
- サイトURL
- サイトQRコード
自分で作れない場合は、ネット注文で簡単に作成してもらえるので活用を検討してみてはいかがでしょうか。
webサイト運営
サイトを開設し運営していく中で、以前勤めていた代表がおっしゃっていたことを思い出しました。
web媒体を運営する目的
- 認知度を高める
- サービスへの申込み
- お問い合わせ・求人応募
サイトコンテンツを制作する際、「集客」と「行動喚起」を意識する、「目的」「手段」「ゴール」を理解するよう言われました。
- 目的=成し遂げたい内容
- 手段=手立て、方法
- ゴール=最終地点、最終目的
サイトコンテンツを制作する際、教えや学び・読み手を常に意識してライティングし、サイトを育て運営していきます。
無駄なものはないんだな…と実感しています
A8.net登録
自分のサイトに企業の広告を掲載してそこから 会員登録や資料請求・購入が行われると数%の報酬がもらえる仕組みのアフィリエイト。
A8.netは会員登録料は無料でその後も費用はかからないので、登録しました。
学び直し
サイト運営をはじめてから改めて学び直していること
- WordPressの知識
- HTML+CSSの知識
- webマーケティング・SEOの知識
- 文章内容+構成スキル
- アクセス解析・分析力
過去~現在の職場でも携わっているWordPressの広く浅くの知識を、サイトを運営することでより深く学んでいます。
いくつかのヘッダー画像やキャプション画像はllustratorで作成しました。
好きな作業のひとつなので時間を忘れて没頭しすぎてしまいます。
「なぜやるのか」ということより「どうやるのか」に重きを置いてしまい「手段」が「目的」にすりかわることも…。
通信制大学(心理学)
もうひとつの学びとして現在、通信制大学で心理学を学んでいます。
元保育士であり、親の立場で子どもの発達面での特性や凸凹対応のため現在も療育を継続中です。
心理学の立場からのアプローチ方法も複数あります。
開業準備・開業後に取り組んだことリストのまとめ
webライターとして開業準備・開業後に取り組んだことについて、わたしの経験をもとにお伝えしました。
開業準備~開業まで
- 情報収集を+書籍購入
- 税務署へ確認+書類入手
- 屋号決め・ロゴ作成
- webサイト開設+SNS設定
- 印鑑注文
- 開業届提出
開業後~
- 屋号入り銀行口座開設+ビジネスカード申請
- 仕事用携帯電話契約
- チャットワーク登録
- 名刺作成
- webサイト運営
- 学び直し
準備内容をリスト化して可視化することで、限られた時間の中で
- 効率よく準備できる
- やるべきことの優先順位が可視化される
わたしには、上記のメリットがありました。